【MetaMask】ウォレットのシードフレーズ保存場所はどこ?
- 2021-11-12
Chrome拡張機能「MetaMask」で使ってる暗号資産ウォレットのシードフレーズの保存場所について。
MetaMaskでウォレットを操作できるってことは、そのウォレットのシードフレーズがどっかに保存されているわけです。
MetaMaskで作成したウォレットのシードフレーズがPCの中のどこに保存されているか知りたい
こういう方もいらっしゃると思うので、保存場所を紹介しておきます。
ちなみに環境はWindows10です。
Metamaskシードフレーズの保存場所はコレ
ずばりMetamaskウォレット情報の保存場所は以下になります
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Local Extension Settings\nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn
ユーザ名の部分はお使いのPCに合わせて変えて下さい。
ここを開くと以下のようなファイル一覧があります。
この中に画像のように000003というファイルがあります。(これも人によって数字が異なります)
正確には000003.logというファイルなんですが、ファイル拡張子を非表示にしている人は数字だけ表示されてると思います。
この中にシードフレーズ(暗号化されている)が保存されています。
それをnotepadか他の任意のテキストエディタで開きます。(notepadで開くと重いかもしれないので、sakuraエディタとか使ってる方はそっちで)
{"vault":"{\"data\":\"wwpXXtFCqZkYsWfeEwItZjJ0Cc7mRVjG47Dqh+ztL1PiCG6Izhg+zG0mM+H2ykyjz3X0RNhAE6IVsWFZamcZ47B4sVi4SvUxrMhARm5L3yHPxr3UsyGrOXmthyVMgEGmjwlmnFCNd2nMZ2o8/sRMra8FupurqevnBv57FiYpEEs7gPpFHv6587aL44MmKD8Snv4JLFqiqmlK82Waq5F+Iv9mw2sFVAL9mgZBSgFgbWdB3TsKVB2k\",\"iv\":\"rkUQlNcGTxBE0My7a/bCXw==\",\"salt\":\"HcKyNfGzaRALRQ0DlKgcIe5Uk30iI/M//oG6w8vX8Nk=\"}"}
開くと、けっこうながーい文字列がありますがその中から上記のような{“vault”: … みたいな部分を探し出します。
その部分がシードフレーズ(暗号化されてる)になります。
取得したシードフレーズを復号化する
取得したシードフレーズは暗号化されているので、復号化をして平文に戻しましょう。
ちなみに復号化にはパスワードが必要になります。
パスワードはMetaMaskで設定してるやつで、Metamaskを開くと毎回最初に入力させられるアレです
とりあえずさっき探しだした部分をコピーして、テキストエディタで新たに開きます。
テキストエディタには置換機能があると思うので、\"
を "
に一括置換します。
{“data”:“長い文字列”}の部分があると思います。以下のようなかんじ。
{"data":"wwpXXtFCqZkYsWfeEwItZjJ0Cc7mRVjG47Dqh+ztL1PiCG6Izhg+zG0mM+H2ykyjz3X0RNhAE6IVsWFZamcZ47B4sVi4SvUxrMhARm5L3yHPxr3UsyGrOXmthyVMgEGmjwlmnFCNd2nMZ2o8/sRMra8FupurqevnBv57FiYpEEs7gPpFHv6587aL44MmKD8Snv4JLFqiqmlK82Waq5F+Iv9mw2sFVAL9mgZBSgFgbWdB3TsKVB2k","iv":"rkUQlNcGTxBE0My7a/bCXw==","salt":"HcKyNfGzaRALRQ0DlKgcIe5Uk30iI/M//oG6w8vX8Nk="}
ここだけ必要になるので、この部分だけコピーしてください。
あとはこれを以下のサイトで復号化できます。
(これはMetamask公式が公開しているツールですのでご安心を。)
ひとつ前の手順でコピーした文字列を貼り付けて、パスワードを入力すれば復号化できます。
以上が、Metamaskウォレットのシードフレーズ取得から復号化までの流れになります。