子供がiPadでアダルトサイトを見てたらどうする?叱る前に確認することと制限設定

子供がiPadでアダルトサイトを見てたらどうする?叱る前に確認することと制限設定

子供がiPadでアダルトサイトを見てたと気づいたら、どうするか。最初にやるのは叱ることではなく、請求画面や知らない相手とのやり取りがないかを確かめ、「何かあっても親に言える」状態を残すことです。そのうえで、スクリーンタイムで成人向けサイトを制限します。

履歴の見方と限界、相談先、よくある質問もまとめました。iPadの手順は、2026年10月時点のAppleの案内(iPadOS 27と、それより前のスクリーンタイム)に基づいています。

最初に知っておきたいこと

隠すようになる悪循環

成人向けのページは、検索や広告、友だちとの会話をきっかけに開いてしまうことがあります。ただ、開いたこと自体より、そのあとで何かが起きたときに子供がそれを隠すほうが、親としてはずっと困ります。

アダルトサイトで突然「登録完了」と表示して料金を請求する手口(ワンクリック請求)や、性的な画像をばらまくと脅すメールは、「家族に知られたくない」という気持ちにつけ込みます。迷惑メール相談センターが紹介している脅迫メールの文例にも、友人に話さないよう求める口止めの文が入っています。国民生活センターには、子供が誤ってアダルトサイトにアクセスし、請求された費用を支払ってしまったという相談も寄せられています。

見たことを強く叱られた子供は、次に請求画面が出たときも黙っているかもしれません。一人で業者に連絡したり、払ったりしたあとで発覚すれば、また叱られて、さらに隠すようになります。この流れは、最初の場面で責めずに話を聞き、言えたことを先に認めておくと止められます。

悪循環の図。見たことを強く叱られる、次からは隠す、請求画面や脅しが届く、一人で連絡や支払いをする、発覚してまた叱られる、の順に進み、さらに隠す方向へ最初に戻る。最初の場面で責めずに聞くと、この流れから抜けられる。

国民生活センターも、子供への助言として「トラブルにあったときは、ひとりでなやまず家族に相談しましょう」と呼びかけています。

状況別に最初にやること

分かったこと最初にやること主な相談先
見ていただけ(請求も連絡もない)責めずに事実を聞き、制限を設定する特になし
請求画面や「登録完了」が出た連絡しない、払わない、画面を閉じる消費者ホットライン 188
業者に電話した、払ってしまったそれ以上やり取りせず、すぐ相談する警察(#9110)、188
知らない相手とやり取りしていた返信を止め、やり取りの内容を聞く内容に応じて警察(#9110)
画像を送った、送れと脅されている払わない、追加で送らない、すぐ相談する警察(#9110)、#8891
請求や脅しのメールが届いた返信せず、リンクや電話番号に連絡しない迷惑メール相談センター

表にある「#9110」と「#8891」は、電話のダイヤルでそのまま入力すれば相談窓口につながる全国共通の番号です(#9110は警察の相談窓口、#8891は性被害の支援センター)。つながらない電話の種類などは、記事の後半にまとめています。

身の危険があるとき

身の危険が迫っているときは、迷わず110番に通報してください。

叱る前に確認する5つのこと

気づいてから設定を終えるまでは、次の順番で進めます。まず、画面と履歴、お金と個人情報を確かめます。次に、責めずに事実を聞き、必要なら相談先につなぎます。最後に、スクリーンタイムで制限をかけます。

気づいてから設定までの5つの手順。まず確かめる段階で、1 画面と履歴を確かめる、2 お金と個人情報を確かめる。話して整える段階で、3 責めずに事実を聞く、4 必要なら相談先へつなぐ、5 スクリーンタイムで制限する。

次の5つのうち、最初の2つは主に親が端末で確かめられます。残りの3つは、本人に聞かないと分かりません。

1. 請求画面や「登録完了」の表示

Safariのタブに、「登録完了」や料金、支払い期限が書かれたページが開いたままになっていないかを見ます。あればスクリーンショットを撮ってからタブを閉じると、相談するときに説明しやすくなります。画面に書かれた電話番号やメールアドレスには連絡しません。警察庁は、こちらから連絡すると電話番号やメールアドレスを相手に知られ、住所や氏名まで聞き出される可能性があると説明しています。

2. 課金や支払い

App Storeの購入履歴で、見覚えのないアプリ内課金やサブスクリプションがないかを確かめます。App Storeを開き、右上のアカウントのボタンから「アプリと購入履歴」、「購入履歴」の順にタップします。

購入履歴に何もなくても、「何か買ったり、お金を払ったりした?」と本人にも聞いておきます。

3. 名前や電話番号などの入力

フォームに名前、電話番号、住所、学校名、メールアドレスを入れていないか、業者に電話やメールをしていないかを聞きます。警察庁によると、IPアドレスやプロバイダの情報から個人情報が特定されることはありません。それよりも、子供のほうから業者に連絡して情報を渡していないかが心配です。

4. 知らない相手とのやり取り

サイトやSNS、ゲームのチャットなどで、知らない相手とメッセージを交わしていないかを聞きます。写真を求められていないか、会おうと言われていないかもあわせて確かめます。

5. 写真や動画の送受信

性的な写真や動画を送った、または送るよう求められた、ということがないかを確かめます。親が写真アプリを一枚ずつ見て回るより、まず本人に聞くほうが、次に困ったときの相談につながると考えます。送ってしまっていたら、後の「画像を送らせて脅す手口」の節に進んでください。

叱るべきか、どう話すか

とがった吹き出しに斜線が引かれ、矢印の先に問いかけの吹き出しと返事の吹き出しが並び、責めずに事実を聞くと書かれたイラスト。

叱るかどうかの考え方

成人向けの内容に関心を持ったこと自体は、責めないほうがよいと考えます。責められた記憶が残ると、請求画面や脅しが来たときに、親に言うことをためらう理由になるからです。

ただし、何でも許すという意味ではありません。家で決めた使い方のルールがあるなら、ルールの話として落ち着いて扱います。政府広報オンラインは、家庭のルールの例として「困ったことがあれば必ず保護者にすぐに相談する」「ルールを守れなかったときのルールを決める」を挙げています。破ったときの扱いを先に決めておけば、その場の感情で叱らずに済みます。

最初の一言と聞き方の例

話すのは二人きりの場所で、短くします。聞くのは事実だけにして、「なぜ見たのか」を問い詰めません。たとえば次のように切り出します。

  1. 「iPadで大人向けのページが開いていたよ。怒るためじゃなくて、困ったことが起きていないか確かめたいんだ」
  2. 「お金を払う画面や、電話してと書いてある画面は出なかった?」
  3. 「名前や電話番号を入れたり、知らない人から連絡が来たりしていない?」
  4. 「写真を送ってと言われたことはない?」
  5. 「話してくれてよかった。次にこういう画面が出ても、すぐ教えてくれたら一緒に片付けるよ」

最後の一言は約束

最後の一言は、次に何かあったときの約束です。言えたことを認めてから、制限をかける話に移ります。

避けたい言い方

避けたい言い方心配なこと代わりの言い方
「気持ち悪い」「最低」恥ずかしさが強く残り、次から隠す「びっくりしたけど、確かめたいことがある」
「何回見たの」「全部見せなさい」問い詰められて、話が途中で止まる「困ったことが起きていないかだけ教えて」
「次にやったら取り上げる」だけで終える請求画面が出ても言えなくなる「困ったときに言ってくれたら、それは叱らない」

年齢別の伝え方の目安

年齢ごとの伝え方は、一般的な目安です。子供の性格や、何が起きたかによって変わります。

年齢の目安伝え方設定の目安
小学校低学年まで「見たくないものが出たら、閉じてすぐ教えてね」と短く伝える。詳しく説明しすぎない「承認済みウェブサイトのみ」で、見られるサイトを親が決める
小学校高学年大人向けのページは子供が見る前提で作られていないこと、お金や個人情報を狙うページもあることを伝える「成人向けウェブサイトを制限」と「承認と購入のリクエスト」
中学生以上関心を持つことは責めない。画像を送らない、送らせない、脅されたら必ず言う、を約束する制限は続けつつ、使い方のルールを本人と話し合って決める

学校でどう教えているかを知りたいときは、文部科学省が公開している「生命(いのち)の安全教育」の教材が参考になります。幼児期向けから高校向けまで、段階別に用意されています。

履歴の確認方法と限界

記録のある行と点線で空いた行が交互に並ぶ履歴の画面に虫めがねが重なり、履歴が空でも見ていないとは限らないと書かれたイラスト。

Safariの履歴を見る手順

  1. iPadでSafariを開きます。
  2. サイドバーを表示して、「履歴」をタップします。
  3. Safariプロファイルを使っている場合は、履歴がプロファイルごとに分かれるので、それぞれ確かめます。

子供用アカウントでファミリー共有に入っていれば、スクリーンタイムの子供のアクティビティで、1日あたりの平均の使用時間や、今日よく使われたアプリなどを確認できます。

履歴が空でも見ていないとは限らない

  • プライベートブラウズで開いたタブは、Safariの「履歴」に表示されません。
  • 履歴は消去できます。消すと、閲覧したサイトと最近の検索の記録がiPadから消えます。
  • Safariの履歴を消しても、ほかのアプリの履歴は消えません。また、Chromeなど別のブラウザを使っていた場合は、Safariを見ても分かりません。
  • iPad版Chromeのシークレットモードは、終了後にアクセスしたサイトの記録を残しません。ただし、ダウンロードしたファイルとブックマークは残ります。

履歴から「どこまで見たか」を突き止めるより、「叱る前に確認する5つのこと」を優先するほうが、実際の被害を見つけやすくなります。

誰のアカウントで使っているか

Appleの説明では、子供用アカウントでファミリー共有に入っている18歳未満は、「成人向けウェブサイトを制限」が初めからオンです。それでも成人向けサイトが見られたなら、iPadに親のApple Accountでサインインしている、子供用アカウントがない、設定がオフになっている、対応していないブラウザを使った、フィルタが検出できなかった、などが考えられます。

親と同じApple AccountでiCloudにサインインしていると、Safariの履歴は親の端末とも同期されます。

子供用アカウントで初めからオンになる制限は、親のアカウントで使っているiPadには当てはまりません。Appleも、子供が自分のApple Accountを持ち、ほかの家族とアカウントを共有しないことが大事だとしています。家族でiPadを共有しているなら、子供が使うときのアカウントを分けることから考えます。

請求画面・迷惑メール・脅しへの対応

警告マークの出たタブレットの横に、請求画面や脅しが来たら連絡しない、払わない、相談するの3つを電話と硬貨と吹き出しのアイコンで示したイラスト。

請求画面が出たとき

国民生活センターは、無料の動画を見ていたり年齢確認のボタンを押したりして「登録完了」と出ても、「誤作動の人はこちら」「退会はこちら」といった案内に連絡してはいけないと呼びかけています。払ってしまうと取り戻すのは難しいので、何を言われても慌てて払わないことも求めています。

警察庁の案内も同じで、請求相手には連絡しないこととしています。子供が勝手に契約した可能性を理由に「契約は有効だ」と言われても、そのような場合は契約は無効で支払い義務はない、と説明しています。裁判所からメールやはがきで訴状が届くことはない、とも書いています。

請求画面が出たら

画面に書かれた連絡先には連絡せず、払いません。迷ったら、消費者ホットライン188に電話します。近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。相談は無料ですが、通話料はかかります。

電話した、払ってしまったとき

子供がすでに業者に電話した、または払ってしまったと分かったら、それ以上のやり取りはやめます。警察庁は、お金を払ってしまった場合や悪質な請求・取り立てに困っている場合は警察に、契約が有効かどうかは弁護士や消費生活センターに相談するよう案内しています。相手から電話がかかってきても、身に覚えのない請求ならきっぱり断り、住所や氏名などは伝えません。

この場面でも、話してくれたことを先に認めてから相談に移ります。

請求メールや「動画をばらまく」メール

「あなたの性的な動画を作った。公開されたくなければ送金しろ」といったメールが届くことがあります。迷惑メール相談センターは、これをセクストーション詐欺メールの一種と見て、反応せず無視するよう案内しています。本文に自分のメールアドレスが書かれていても、それだけでアカウントが乗っ取られたわけではない、とも説明しています。

同センターは、メールに書かれたURLや電話番号への問い合わせも大変危険だとしています。子供のメールなら、迷惑メールの受信設定を、使っているメールサービスの案内に沿って見直します。

画像を送らせて脅す手口(セクストーション)

愛媛県警は、ネットで知り合った相手に性的な画像や動画を送らせ、「お金を払わないと拡散するぞ」などと脅す手口を「セクストーション(性的脅迫)」として注意を呼びかけています。一度相手に渡った画像は、自分ではどうしようもできなくなる、とも書いています。

子供が画像を送ってしまっていたら、脅しているのは相手で、子供は被害を受けている側です。

脅されたら

相手に払わず、追加の画像も送らず、返信もしません。やり取りは消す前に、警察に相談します。

警察の相談先は、#9110か最寄りの警察署、警察庁のオンライン相談窓口です。性被害としての支援が必要なら、#8891(性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター)にも相談します。

政府広報オンラインは、児童ポルノは製造や所持だけでなく、入手したものを転送する行為も処罰の対象になると説明しています。子供の画像が関わるときは、確かめるつもりでも画像を親のスマホに送ったり、ほかの人に見せたりせず、扱い方を警察に聞いてください。福井県警の資料にあるとおり、一度ネットに載った画像を完全に消すのは困難です。被害が広がる前に相談します。

iPadの「コミュニケーションの安全性」をオンにしておくと、メッセージやAirDropなどでヌードを含む可能性のある写真や動画を受け取ったときに、ぼかしと警告が出て、信頼できる大人に連絡するなどの助けの求め方が子供に示されます。

相談先の一覧

窓口連絡先こんなとき
消費者ホットライン188請求画面、業者への支払い、契約のこと
警察相談専用電話#9110脅し、支払ってしまった、悪質な取り立て
警察庁 サイバー事案の相談窓口警察庁サイトのオンライン受付ネットの被害を文章で相談したい
ワンストップ支援センター#8891性的な画像や性被害のこと
こどもの人権110番(法務省)0120-007-110子供の人権に関わる被害
セーフライン(セーファーインターネット協会)セーフラインのサイトネットに載った画像などの削除の相談
子供のSOSの相談窓口(文部科学省)文部科学省のページ子供本人が親以外に相談したいとき

#9110と#8891は、一部のIP電話からはつながりません。その場合は、各窓口のページにある番号に直接かけます。NTTひかり電話からの#8891は、0120-8891-77です(宮城県・埼玉県・高知県内は別の番号)。

iPadで成人向けサイトを制限する手順

タブレットの設定画面で3つの選択肢のうち1つにチェックが付き、横に南京錠の付いた盾があり、成人向けウェブサイトを制限と書かれたイラスト。

AppleのペアレンタルコントロールはiPadOS 27から画面が新しくなりました。使うには、ファミリー共有のすべてのデバイスをバージョン27にして、保護者がペアレンタルコントロールをアップデートする必要があります。すべてをアップデートできない場合は、これまでのスクリーンタイムの手順を使います。

子供用アカウントとファミリー共有の準備

  1. 親のiPhoneかiPadでファミリー共有を設定します。
  2. 「設定」の「ファミリー」から、子供用アカウントを作ります。生年月日は正しく入力します。
  3. 子供のiPadに、その子供用アカウントでサインインします。
  4. 承認のリクエストが届くように、保護者を子供の連絡先に入れておきます。

iPadOS 27以降の手順

  1. 親のiPhoneかiPadで「設定」を開き、「ファミリー」、子供の名前の順にタップします。
  2. 「アプリとウェブサイト」をタップし、スクリーンタイムのパスコードを入力します。
  3. 「機能制限」をタップします(ページによっては「制限」と表記)。
  4. 「ウェブサイト」の下の「フィルタリング」をタップします。
  5. 「成人向けウェブサイトを制限」を選びます。

もっと絞りたいときは、5で「承認済みウェブサイトのみ」を選びます。Appleのページによっては「許可されたウェブサイトのみ」「承認されたウェブサイトのみ」とも書かれています。この設定では、子供が新しいサイトを開こうとすると親に承認のリクエストが届き、親の端末のメッセージで承認か拒否を選べます。24時間以内に答えないと、子供はもう一度リクエストする必要があります。

これまでのスクリーンタイムの手順(iPadOS 26など)

  1. 「設定」を開き、「スクリーンタイム」をタップします。親の端末から設定するときは、子供の名前をタップします。
  2. 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップして、オンにします。
  3. 「App Store、メディア、Web、およびゲーム」、「Webコンテンツ」の順にタップします。
  4. 「成人向けWebサイトを制限」を選びます。

一緒に見直したい設定

設定場所(iPadOS 27)できること
承認と購入のリクエストアプリとウェブサイト、機能制限アプリの購入やダウンロード、アプリ内課金を親の承認制にする
App Storeの設定アプリとウェブサイト、App Storeアプリのインストールを許可しないなどの設定
コミュニケーションの安全性ファミリー、子供の名前ヌードを含む可能性のある写真や動画にぼかしと警告を出す
スクリーンタイムパスコードファミリー、子供の名前、スクリーンタイムを管理子供が自分で設定を変えられないようにする
アプリやサイトのブロックアプリとウェブサイト特定のアプリやサイトを個別に止める

Appleの説明では、「承認と購入のリクエスト」は13歳未満の子供用アカウントで初めからオンです。コミュニケーションの安全性も、最新のソフトウェアなら18歳未満で初めからオンになります(年齢の条件は国や地域で異なります)。

スクリーンタイムパスコードの決め方

スクリーンタイムパスコードは、子供がiPadのロック解除に使うパスコードとは別のものです。Appleは、生年月日や電話番号、1234のような推測しやすい番号を避けるよう勧めています。入力するところを横で見られると子供に知られてしまうので、画面を見せないようにします。知られたと思ったら、いつでも変更できます。

iPadOS 27では、「スクリーンタイムを管理」の「最後に使用」で、パスコードが最後に入力された日時を確かめられます。覚えのない日時が出ていたら、子供が設定を変えようとした可能性があります。

設定だけでは防げないこと

左から来る四角のうち2つは盾に止められ、1つは盾を越えて吹き出しに届き、設定で減らすと困ったら言えるの2つの言葉が並ぶイラスト。

ほかのブラウザやアプリ

Appleの「閲覧のリクエスト」が効くのは、Safariとそれに対応したブラウザです。Googleの案内では、iPadの子供はChromeからログアウトでき、ログアウトするとファミリーリンクの設定は効かなくなります。ほかのブラウザにも、ファミリーリンクの設定は及ばない場合があります。

新しいブラウザを勝手に入れられないように、「承認と購入のリクエスト」やApp Storeのインストール設定をあわせて使います。パスコードを知られた場合や、親のアカウントのまま使っている場合も、設定は効きません。

友だちの端末、学校の端末、Wi-Fi

家庭の設定が効くのは設定した端末だけで、友だちのスマホやほかの家族の端末は対象外です。

総務省は、スマートフォンなどは公衆無線LANやアプリを経由してもつながるため、携帯会社のネットワークで動くフィルタリングに加えて、アプリや端末のペアレンタルコントロール設定などが必要だと説明しています。Wi-Fiで使うiPadも同じで、端末側の設定が中心になります。

フィルタは完全ではない

Appleの「成人向けウェブサイトを制限」が止めるのは、検出された成人向けサイトです。Googleも、露骨な表現を含むサイトのブロックは完全ではないと書いています。総務省の調査研究は、フィルタリングの導入と家庭内のルールづくりをあわせて進めるのが効果的だとまとめています。設定で減らし、残りは「困ったら言える」関係で受け止める、という二段構えにしておきます。

よくある質問

一度見ただけなら、何もしなくていい?

請求画面、業者への連絡、知らない相手とのやり取り、画像の送受信がなければ、急いでやることは多くありません。それでも、「次に何か出たらすぐ言ってね」と伝えたうえで、制限を設定します。

気づいたことを子供に伝えるべき?

黙って設定だけ変えるより、確かめたいことがあると短く伝えるほうがよいと考えます。請求画面や知らない相手とのやり取りがあった場合に、早く分かるからです。伝えるときは、「最初の一言と聞き方の例」を参考にしてください。

請求画面が消えないときは?

スクリーンショットを撮ってから、そのタブを閉じます。それでも出てくる場合は、Safariで「履歴」を開き、履歴を消去します。閲覧したサイトと最近の検索の記録が消えます。確認したい履歴が消えるので、先に確認を済ませてから行います。それでも困るときは188に相談します。

IPアドレスで住所や学校が知られる?

画面にIPアドレスやプロバイダ名が表示されることがありますが、警察庁は、それらから個人情報が特定されることはないと説明しています。

何歳まで制限を続ける?

Appleは、子供用アカウントの18歳未満に「成人向けウェブサイトを制限」を、13歳未満には「閲覧のリクエスト」も初めからオンにしています(年齢の条件は国や地域で異なります)。それより前にゆるめる場合も、急に外すのではなく、本人と使い方を話し合ってから段階的に変えるほうが安心です。

勉強に使うサイトまで見られないときは?

「承認済みウェブサイトのみ」にしていると、新しいサイトは親の承認が必要です。子供からのリクエストを承認するか、よく使うサイトを先に許可しておきます。

Androidスマホやパソコンではどうする?

Googleのファミリーリンクを使います。ファミリーリンクでは、Chromeとウェブの設定で「露骨な表現を含むサイトを可能な限りブロックする」や「承認済みのサイトのみ許可する」を選べます。携帯会社と契約したスマホなら、携帯会社のフィルタリングもあわせて確かめます。